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iCAD SXを用いた展開図の作成

iCAD SXを用いた展開図の作成イメージ 技術情報2023/09/14

今回の技術情報はiCAD SXを用いた展開図についてです。
従来2次元での作図が非常に難しかった「捩じったシュート」などの展開図は、
3Dのワイヤーを用いることで比較的容易に作成する事が出来ます。


今回はこちらの【入口と出口が捩じった位置関係にあるシュート】を例に簡単に手順をご紹介します。


画像の右下奥へ落ちていくように捩じってあります。

手順としては大まかに以下の2つです。
1. ワイヤーで輪郭をトレース
2. 3Dモデル上で展開


1.ワイヤーで輪郭をトレース
3Dモデルを作成し、ワイヤーで各頂点を結ぶ線を引きます。
モデルは三角形の面で構成するとどんな形でも近似して展開する事が可能です。
四角形の面で構成することも可能ですが、その場合、面の4点が同一平面上に並ぶように作成します。
(同一平面上に並べられない場合は面がゆがむので、三角形2枚に分割する必要があります。)

2. 3Dモデル上で展開
次は赤い面を基準面として展開していきます。

①の辺を軸にして基準面以外の面を回転し開きます。
次に②の辺を軸にし、基準面と先に開いた面以外の面を回転して開きます。
同様に③、④…と軸を変え、順番に開いていきます

すべての面を開いたら、展開完了です。

これを2次元へ変換し、寸法などを入れ図面として仕上げていきます。
以上、iCAD SXを用いた展開図の作成方法のご紹介でした。
このように、3Dを用いることで、複雑な形状も効率よく図面に起こすことができます。



今回のお役立ち情報は、以上となります。
次回も新情報を発信させて頂きます。是非楽しみにしていて下さい。


設計事業グループ/宇野、萱野

 

TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)

 

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