技術情報2024/02/08
この度、西日本地域のプラント設備向けに配管設計のご依頼をいただきました。
その内容の一部をご紹介します。
今回の設計は、既存配管の更新設計となります。
3Dスキャンを行った後、点群データと3DCADモデルを合成させてみました。
メリットとして、視覚的に改造後のイメージ 干渉チェックも行え、設計効率が向上しました。
今回、全長500mの既存配管や周辺架台等の3DCADモデル化を行いました。
その上で、新設配管ルート設計を行いました。
作業手順の紹介
① 点群データから主要な寸法や状況を読み取り3DCADモデルを作成する為の情報を集めました。
② 配管や配管サポートの配置、フィッティングや勾配など、点群だけでは読み取れない細部の情報も判別し
属性を付けた3DCADモデルを作成しました。
③ ①で作成した点群データと ②で作成した3DCADモデルを合成させてみました。
現在の姿から、改造後の姿を視覚的にイメージしやすくできました。
3Dスキャンデータ+3DCADモデリングを使用するメリット
・遠隔地や大規模現場でもデスク上で現場調査が行えます。
・成果物は視覚からのイメージが付きやすくプレゼン資料としても利用できます。
・精度の高い3DCADモデルは2D図面へ変換し流用可能です。
・今回使用した機材
・3D測定器 FARO
・3DCAD iCAD/SX
当社は、数多くのプラント設備で培った経験を活かすことができます。
状況に応じて、3DCADモデリング、2D図面 (組立/詳細) 作成も行っています。
その際は、是非、MIRAIZへお問い合わせください。
お待ちしております。
設計事業グループ/宇野・佐藤
TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
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