技術情報2022/12/23
今回は、3Dレーザー測定の注意点に関して少し触れてみたいと思います。
前回、3Dレーザー測定が雨天にはあまり向いていない事を書きましたが、その他にも3Dレーザーで「測定出来ないもの」があることを御存じでしょうか。 水や水溜まり、鏡やガラスなどが不得意とされています。 実際に3Dレーザー測定を行い、データ処理を行った後に水溜まりや鏡があった場所はデータが取得されず、穴が開いてしまっているような状態となります。 何故かといいますと、照射したレーザーが透過してしまい、反射したレーザーを受光できないからです。 他にもピカピカに磨かれ鏡のようになっているローラーやメッキ部なども同様です。 また、測定対象物がガラス越しにある場合の測定もレーザーが屈曲する可能性があり、正しいデータ取得ができない恐れもあるため、 当社では測定時、その様な状況を考慮しながら測定を行っていきます。
非接触型の3Dレーザースキャナ―を用いて測定を行います。 取得したデータはX、Y、Z情報を持つ点の集まりで点群と呼ばれます。 点群データ編集(合成)を行うことにより、現場をリアルに再現出来ます。
目的に合わせた成果物を作成します。 また、点群データを使ったシミュレーションや3Dモデリング作成も行います。
現地調査(空間設備3Dデジタル化ソリューション)業務
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