技術情報2023/10/26
今回は、3D測定データについて、
注意点などをお話させていただきます。
〇3D測定は、良くも悪くも現状の形状がそのまま再現されます。
概ね、図面通りの距離となっている事が多いのですが、
積載物による変形や据付誤差、腐食や堆積物等により、おかしな距離になっている事があります。
〇小さい・細い物体に関しては、それのサイズを判別するのは非常に困難になります。
測定の設定や機器によっても変わると思いますが、およそ40mmを下回ってくると厳しいです。
〇測定機器の精度により、わずかではありますが誤差が発生します。
特に広範囲を測定したものに関しては注意が必要です。
(データ処理の段階である程度は補正されます)
3D測定データは便利なものですが、上記のような注意点もありますので、
それらを踏まえた上で、設計的な判断や現場確認等を行う必要があります。
今回は、以上となります。
次回も新情報を発信させて頂きます。是非楽しみにして下さい。
設計事業グループ/在原
TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
|