技術情報2022/09/22
こんにちは、今回は、数字のお遊び的な『お役立ち情報』を共有致します。
皆さんは円の面積を求める際どのように求めますか?
面積を求める上で、学校で学んだ事と 実際の設計で使う式について比較してみます。
学校で学ぶ式 : r(半径)×r(半径)×π(円周率)
設計で使う式 : (π×D(直径)^2)/4
となります。 ついてこられましたか?
ここまでは、基礎知識です。
では、ここからが 筆者が考えるお役立ち情報になります。
覚えておくべきだと思う面積を2つご紹介いたします。
それぞれ 直径φ20mm と 直径φ100mmの面積を求めてみます。
・φ20mmの面積は?
π×2㎝^2/4 =3.14㎠
→ 分母と分子が約分されるので円周率と同じ語呂になります。
・φ100mmの面積は?
π×10㎝^2/4 =78.5㎠
→ 鉄の比重と同じ語呂になりました。不思議ですよね。
ご紹介したものは、とても覚え易い語呂になっていますので、忘れ難いと思っています。
是非覚えましょう!
次に筆者が、実際の設計でどの様に活用しているか紹介します。
直径φ100mmの円の面積は 1辺100mmの正方形の面積 に対して 78.5%と
捉えています。
これを応用すると、暗算で凡その大きさを掴むことが出来ます。
例えば基本計画をする様な時などは、正確な数値を求める事が少ないので、
これでもOKだと捉えています。
暗算が不得意な人は、正方形の面積の7割 ~ 8割 の中間 の様な捉え方でもよいと
思います。
シリンダの推力や、 配管の中空部面積などを求める時など、
すぐに求めたい時などは、この方法を良く使って凡その数値を求めています。
ちょっとした知識を持つことによって、設計打合せや、現場確認の時に役立つことが出来て
スムーズに仕事が進められると思っています。
是非参考にしてみてください。
今回の紹介は、以上となります。次回もお役立ち情報を発信していきますので
お楽しみください。
TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
設計事業グループ/北村 |