技術情報2022/07/07
西日本の製鉄所にて、ベルトコンベアのレイアウト変更に伴う設計のご依頼に対応しました。
今回ご依頼いただいた現場の状況は、経年により、多くの改造を行っていました。
その為、複雑にベルトコンベアが入り組んでいる状況にありました。
レイアウト変更に伴い、今回の新設コンベア設置スペースは、
既設コンベアとの平面交差する関係上、上下に複雑に絡み合う状況でした。
その為、限られたスペースに設置することが求められました。
ベルトコンベア以外にも関連付帯設備の更新もあり、設計作業量も多く、工程的にもネックであることが心配されました。
その懸念事項を克服する様、効率よく作業を行う様に取り組みました。
大まかな作業一例をご紹介いたします。
① iCAD/SX(3D-CAD)を用いて、現場全体の3Dモデルを作成
ここでは、粗モデル(大まかな外寸のわかるレベル)にて作成することにより、
手間をかけず、大きな干渉の洗出しを行いました。
干渉チェックは、CADのコマンド機能を用いて効率良くチェックを行いました。
② 大まか干渉の回避を確認後、もう少し、精度を上げた計画に移りました。
ここでは、施工時の重機配置検討や、取り込み方法等を検討するのに有効なレベルまでに精度を高めて問題点をクリアにしていきました。
③ ②までの工程を確認後、本格的な 組立図作成、詳細設計へと作図していきました。
MIRAIZは、今回の様なiCAD-SXを使った図面作成のみならず、
必要に応じて現場測定も行っています。
3Dレーザースキャンと連携して安全かつ迅速に既存設備を測定し、様々な設計要望にお応えできる体制を実現しております。
TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
設計事業グループ/北村 |