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現場調査の測定について

現場調査の測定についてイメージ 技術情報2025/02/06

現場調査での寸法の取り方についてご紹介します。

現場調査に使用する道具は、用途によっていろいろな種類があります。

何を測定するか確認し、必要な道具を準備しましょう。

    現場調査での寸法の取り方についてご紹介します。

     

    現場調査に使用する道具は、用途によっていろいろな種類があります。

    何を測定するか確認し、必要な道具を準備しましょう。

     

     

    調査に使用する道具()

     

    コンベックス

    長さを測ります。

    現場調査に必須の道具です。

     

    ノギス

    厚さ、スキマを測ります。

    サイズの小さいものの測定に必要です。

     

    外パス

    外径、厚さを測ります。

    ノギスでは測定できない大きさのものも測定できます。

     

    内パス

    内径、スキマを測ります。

    ノギスでは測定できない大きさのものも測定できます。

     

    下げ振り

    垂直を出します。

     

    レーザー距離計

    距離を測ります。

    手の届かない場所を測定するのに便利です。

     

    レーザー墨出し器

    水平、垂直を出します。

    水平に基準をとれない場所で便利です。

     

     

    現場での測定

     

    対象物を測定するときは、対象の幅、奥行き、高さの3点を測定するのが基本です。

    対象物中の細かいパーツを測るときは、形状だけでなく全体に対しての位置も測定します。

     

    斜めの部分は角度で測ると誤差が大きくなるため、縦横の長さで測ります。

    縦、横、いずれか一方しか測れない場合は、斜めの長さを測れば形状を特定できます。

     

    斜めに敷設されている配管なども同様に、角度ではなく長さで測ります。

     

    配管径など、丸いものの測定にはノギス、外パス等を使用するのが理想ですが、

    ない場合は直尺を一方に当てて円の中心までの長さを測ると測定し易いです。

     

    大口径の配管径を測るときは、近くに壁など基準となるものがある場合は、

    基準から菅の中心と基準から菅の端の2か所を測ると管径を特定できます。

     

     

    径が小さく、長い配管の高さを測るときは、サポートなどで固定された位置を測定すると、たわみの誤差を少なく測定できます。

     

     

    以上、紹介したのは、測定方法のほんの一例です。

    測定には正確さが求められます。どのように測定すればいいのかは状況によってさまざまです。

     

    測定したい配管が手の届かない位置にあったり、測定したい梁が縦横を直接測れない位置にある

    など、測定することが難しいこともよくあります。

    ですが、測定したい対象物をよく観察することで、配管がすぐ近くまで伸びていたり、梁がつながっている先では直接縦横を測れる位置になっていた、なんてこともあります。

     

    まずは対象物と周辺をよく観察することから始めましょう。

     

    設計事業グループ/三上



    TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)

     

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