技術情報2023/01/12
東日本地域の製鉄関連向けに台車の設計依頼です。
今回ご依頼いただいた内容は、既存台車の改修や修繕とは違い、新設設備としての新規設計です。
構造上、プレート構造の組み合わせであり、溶接構造となるため、
機械加工の手順等を鑑みて設計を行う必要がありました。
設計手順をご紹介しますと
お客様より計画図を受領の後、製作図作成までのプロセスを社内で協議を行いました。
構造が複雑で且つ、図面枚数が、多数に渡った為、複数人の作図手同士との間で
設計思想を統一することが、必要でした。
その対策として、始めに、3D-CAD(iCAD-SX)にてモデル作成を行いました。
3D-CADを活用する事により、設計者と作図者との、それぞれの目線で
可視化が図れると考えました。
その期待効果として、Wチェックの効果に繋がり、品質の向上にも寄与できると考えました。
その後、2D図面(CADSUPER)で作図を行いました。
複数名に作図展開を行った為、設計思想の統一が図られ、品質向上に繋がりました。
事前に、3Dモデルの作成したことが、設計効率の向上にも役立ちました。
今回の案件では、新規設計の為、現地確認を行いませんでしたが、
必要に応じて、現地確認も行わせて頂きます。
その場合、3D測定も行う体制も整えています。
この様に、MIRAIZは、現地確認(3D測定)から設計 3DCADを用いた設計
製作図(2D図面)作成まで一貫して行っております。
遠方の現地調査等にも対応しております。
その際はお声がけください。お待ちしております。
TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
【3DCADモデル(iCAD SX)】 【2D図面組立図 (CADSUPER)】
設計事業グループ/北村 |