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手ぬぐい

手ぬぐいイメージ BLOG2022/02/08

こんにちは。

IT事業グループのAさんからタスキを受け取りました!

設計事業グループのオカダです。

皆さん、外出するときに「都度、必ず、持つもの」ってありませんか。
一般的には、財布・スマホ・鍵・・・昨今、忘れていけないのはマスク・・・といったところでしょうか。その他、よくあるものとして想像されるのは、眼鏡とか腕時計とかハンカチ・・・。
実は、昨年10/12のブログ「ハンカチ」を拝読したとき、嬉しくなってしまって、私はこのテーマでブログを書こう!と構想を温めながら出番を待っていました。私の必携品「手ぬぐい」です。

子供の頃から、学校へ行くときにハンカチを持つのは習慣でした。殊更そう躾けられた記憶はありませんが、その当時(何年前かは詮索しないでください)、エアタオルなどというものは普及していませんでしたし、使い捨てのペーパータオルも多くは見かけませんでした。女子は可愛いハンカチを持ち、手を拭いたり、食事中に口元を押さえたりするのがおしとやかとされていた・・・と思います。昭和な感覚かもしれませんが。

今となっては、衛生的にいかがなものか、という習慣かもしれません。濡れた布には雑菌が繁殖するでしょうし、感染対策の徹底が叫ばれるこの頃は、除菌や消毒が欠かせません。

ただ、三つ子の魂百まで、とはよく言ったもので、子供の頃からの習慣は、良いものも悪いものも頑固に残ります。私は、外出の際には、今でも必ずハンカチを持ちます。時にはそれがハンドタオルになったりもしますが、何かしら携帯します。うっかり忘れたときは落ち着かず、外出先で急遽購入したことが何回もあります。

そんな重度のハンカチ愛用者の私ですが、いつの間にか、ハンカチ・ハンドタオルのお仲間に「手ぬぐい」が加わりました。

私の記憶では、子供の頃、自分で手ぬぐいを使っていたという覚えはありません。ただ、よく覚えているのは、祖母が年中、手ぬぐいを姉さんかぶりにして畑に出ていたことです。それ以外では、お祭りの時のハチマキとか、剣道のお面の中で頭に巻くとか。用途は限定されていて、身近ではなかった気がします。色・柄は、いたってシンプルで地味。白地に紺とか、豆絞りとか、麻の葉とか。


そんな地味で希少な印象だった手ぬぐいが、ここ20年くらいの間でしょうか、おしゃれに可愛く変身して普及し始めたと感じるのは私だけでしょうか?街では、手ぬぐいの専門店も見かけますし、観光地で記念品として売られているものもあります。個人的には、外国人観光客が増えて、和物が注目されたことが一因としてあるのではないかと思っていますが、以前のイメージと打って変わって、色は鮮やか、柄は豊富、使い道も多く紹介されるようになりました。そんなブームに乗せられたのか、私の手元に一枚二枚と手ぬぐいがやってきて、自然と所有枚数が増えてきました。

綿の手ぬぐいが庶民に普及したのは江戸時代とのこと。はじめは着物の端切れだったものが、専門に作られるようになり、専門の染屋も登場したそうです。はじめは生活に必要な実用品だったものが、江戸っ子が自らを粋に着飾るためのおしゃれアイテムとしての側面が発達し、多様な柄や文様が生み出されたそうです。伝統的な手ぬぐいの和柄には、魔除けや不老長寿、縁結び・家内安全など、様々な意味があり、人々の願いが込められてきたといいます。

和柄の意味
※和柄の意味については、様々な解釈があり、上記は私がいいなと思ったものを選んで記載させていただきました。



毎日1枚、出掛ける時に手ぬぐいを選びます。服の色に合わせることもありますし、外出の目的に合わせることもあります。私の手元にある手ぬぐいは、ほぼすべて、来歴(どのように私の手元にきたのか)が明らかなので、その来歴から選ぶことも多いです。

友人と鎌倉を訪れたときに購入したもの、槍ヶ岳に登頂したときに槍ヶ岳山荘で手に入れたもの、両親からもらったもの、東北に行ったときに復興支援として購入したもの・・・思えば、可愛い!と色柄に惹かれて衝動買いしたものは少なく、何かしら自分的に意味合いを持って購入したものが多いのです。

手ぬぐい

遥か昔から、柄に願いや祈りを込めて人々が手ぬぐいを身に着けていたのと似て、私にとっては、手ぬぐいを選ぶのは、出掛ける前の儀式、手ぬぐいを持つのは、日替わりのお守りを持つということに似ています。

明治時代にタオルやハンカチが日本に普及し始めてから、手ぬぐいは衰退。それが平成・令和の時代に、新しいデザインや現代性を取り入れて復古しています。そんな歴史ある手ぬぐいが私の必携品です。ハンカチより大きくて、薄くて嵩張らず、すぐに乾き、シワにもなりにくく、用途も多彩、実用性からもお勧めです。皆さん、ぜひ生活に取り入れてみてください。


読んでいただきありがとうございました。
タスキは46番目の走者、ハヤシカワさんにお渡しします。
ハヤシカワさん、よろしくお願いします!

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