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家族として

家族としてイメージ BLOG2023/03/17

北九州支店 設計事業Grのシングウです。

ヤマナカさんより 「自身のこだわりポイントは何ですか?」 という質問ですが、色々考えてみましたが、これと言ってこだわりは無い様に思います。しいてあげるなら、自宅でギョウザを焼く時は両面に焦げ目がつく様こんがり・しっかり焼くという様な、しょうもないこだわりくらいしか見当たらない、しょうもない人間です。

さて、もうすぐ3月も終わりますが、ちょうど昨年の今頃、娘が大学を卒業し就職しました。そして就職を機に一人暮らしをはじめました。早いもので、あれかもう一年が過ぎます。

その頃の私は、死期のせまった独身の弟と母の面倒を見る為、5ヶ月ほど実家から会社に通っている様な状況でしたので、娘の卒業や就職を祝ってやる事も、引っ越しを手伝ってやる事も出来ませんでした。娘には本当に申し訳なかったと今でも思っています。

現在娘は建築関係の工事担当という事で、毎日終電で帰宅する様な生活が半年近く続いている様です。最近では、月に一度程度しか顔を合わせる事もありませんので、生活の事や仕事の事を心配しているのですが、やりがいを感じながら仕事をして、生き生きとしている娘を見ると、負けていられないなと逆に力をもらっています。

 

そしてこの度、下の息子が高校を卒業し、無事大学にも合格して県外へと行く事になりました。

姉とは違い何もかも親まかせで、自分では何も出来ない息子なので、家を出て一人暮らしでやって行けるのか、今から女房ともかなり心配していますが、自分から 「一人暮らしでもその大学を受験させてほしい」 と言ってきたので、息子の成長の為と思い送り出す事にしました。

息子の合格発表の日、合格したと言う知らせを聞き、帰宅途中の車の中で 「あいつも家を出て行くのか」 などと考えていると、急に淋しくなり涙腺が緩んでしまいました。

ついこの間まで泣きべそをかいていた様な気がする息子ですが、今では私を見下ろすほど体も大きく・たくましくなり、

一人暮らしをはじめるという。月日の経つ速さを感じてしまいました。

手を焼きながらも一生懸命育ててきた子供たちですが、そんな子供たちとも一緒に暮らせる時間は本当に短いなと思いました。

 

昨年弟を亡くした時、お互い50歳を過ぎたおじさんですが、いくつになっても弟は弟で、いとおしく・かわいくて仕方ありませんでした。兄として何もしてやれなかった後悔ばかりが残った別れでした。

そして子供たちが自立して行くタイミングで、やはり親として何もしてやれなかったと後悔をしています。仕事ばかりを優先し、運動会以外の学校行事に参加する事も、どこかへ遊びに連れて行く事もほとんどありませんでした。

弟の事・子供たちの事を思いながら、家族として過ごせる短い時間をもっと大切にしておけばよかった、そしてこれからはもっと大切にして行こうなどという事を色々と・色々と考えていた様な、この一年間でした。

 

という事で、47日は有給を頂き、息子の大学の入学式に出席させて頂きますので、宜しくお願い致します。

 

それでは次回 本社設計のMさんへの質問です。

「今一番大切にしている物・大切にしている事は何ですか?」

宜しくお願いします。

 

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