技術情報2022/04/07
千葉県内の製鉄所にて ガス生成プラントの配管改造に伴う設計 のご依頼に対応しました。
既存の機器や配管が入り組んでいる現場に作業デッキを設置する必要がありました。
デッキの支柱を立てるスペースが限られ、変則的な配置にせざるを得ない状況でした。
これを現場でイメージし、検討作業に必要な情報を収集するには測定に時間がかかります。
また、一度で答えにたどり着くのは困難であり、現地測定と作図検討を繰り返し行う必要があります。
このため、手作業による測定ではなく3Dレーザースキャンを活用することにしました。
結果、一回の3D測定で現場作業を終えることができました。
取得した点群データは、点群処理ソフト「InfiPoints」で編集処理を行い、
設計自体は2D-CADソフトで図面化を行いました。
また、強度検討は 3次元汎用構造解析ソフト「midas iGen」を使用しています。
これにより、机上で 寸法測定・作図検討・強度検討 を並行して行うことができ、
効率よく施工性に配慮した設計を行うことができました。
MIRAIZは、3Dレーザースキャンと連携して安全かつ迅速に既存設備を測定し、
様々な設計要望にお応えできる体制を実現しております。
TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
設計事業グループ/石川 |