技術情報2022/03/10
千葉県内の製鉄所にて エネルギープラント のダクト更新に伴う設計 のご依頼に対応しました。
全体の更新ではなく、一部 既存のダクトを流用する部分がありました。
このため、新規製作品と既設流用部との取り合いに注意した設計が必要でした。
建設当初の図面を入手できたのですが、図面通りに設置されている補償はありません。
配管などは、「一見 図面通りに見えても寸法を測ると図面通りではない」ということがよくあります。
このため、現場調査が必要でしたが、高所に設置されたダクトの採寸は手作業では困難であり、危険も伴います。
これを解決するため、3Dレーザースキャンを実施し、既設の情報を精度よく安全に取得することができました。
取得した点群データは、点群処理ソフト「InfiPoints」で編集処理を行い、
その処理データに3D-CADソフト「iCAD/SX」でモデル化した既設図面通りのダクトを取込むことで、
図面と現場の差異を確認しながら設計を進めました。
結果、精度と効率を両立した上で、既設との干渉が無く施工性を考慮した高品質な設計を
行うことができました。
MIRAIZは、3Dレーザースキャンと連携して安全かつ迅速に既存設備を測定し、
様々な設計要望にお応えできる体制を実現しております。
TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
設計事業グループ/石川 |