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人は二つの人生を生きている

人は二つの人生を生きているイメージ BLOG2024/02/20

「もしも魔法が一つ使えるなら」
この問いに私が言いました「何度も魔法を使えるようにしてください」それが私のたった一つのお願いですと・・。

すると家内は言いました「一つと言っているのに、おかしいでしょ!そんなお願いは」。
このような他愛もない会話が弾む我が家の茶の間です。
限りない欲望の中で生きている私と、清廉潔白な生きざまの家内は、
お互いに食い違っているからこそ楽しいのかなと思いながら生きている毎日です。


「人は二つの人生を生きている」
最近は他界する知り合いが多くなり、限りある人生について、よく考えるようになりました。

「人生」って今生きているこの時だけが人生なのかな?もしかすると人生って二つあるのかな?
一つの人生は、「自分自身の生きてきた人生」。
両親に命を戴き生まれてきて、迷いと不安の中で、夢に向かって突き進んだ十代があり、
夢と現実のはざまでもがき苦しんだ二十代、思いもよらぬ出来事や辛い選択に悩んだ三十代、
四十代の頃は連続的に起きる経済環境の変化や、バブル時代の後始末に追われ、
社会的コンプライアンス変化の五十代には海外進出の苦悩を味わい、六十代には築き上げた会社を譲り、
七十代は老いてゆく苦しみを味わっている。
しかしどの時代も、楽しいことや嬉しいこと、素晴らしい出会いや、数々の夢の実現、
本当に充実した人生に思えるのです。

もう一つの人生は、墓参りをした時に感じたのですが、
父を思い母を思い、恩師やなくなった多くの人のことを思い浮かべている私がいるのです。
もう一つの人生とは、「誰かの心の中に生き続ける人生」。
難しい理屈はよく解りませんが、誰かの心の中で生き続けているのであれば、
もう一つの人生を歩いているだと感じました。
今生きている誰かの、心の支えで会ったり、勇気を与えてくれる存在であったり、
励ましてくれる思いであれば、十分にもう一つの人生を歩いているのです。

私は、精一杯生きていきたい。
毎朝の散歩も、家内を喜ばせることも、社員の為になることも、社会の役に立つことも、
次の時代に繋がるのであれば、もう一つの人生を生きるためにも、
精一杯できる限りの生きざまを生き抜いてみたい。


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