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フランジ規格FFとRFの使い分け

フランジ規格FFとRFの使い分けイメージ 技術情報2024/07/11

フランジの座面形状にはFF(Flat Face)RF(Raised Face)があります。これらを使い分ける際のポイントを説明します。

    ●FF(Flat Face)

     ・ガスケットの座面を全面に仕上げた形状です

     ・低圧の配管で主に使用されます

      ・内部流体が危険性のない水や空気などの場合に適しています

     

    ●RF(Raised Face)

      ・ボルトの内面に平らな座面を設けた形状です

      ・ボルトナットで締め付けた際に座圧が高くなり内部流体が漏れにくくなります

      ・内部流体が危険物や高圧流体の場合に使用されます

      ・接続先が鋳鉄バルブの場合にはあまり使用されません

    (鋳鉄製のバルブではRFのボルトナットの締め付けにより

    曲げ応力が生じ割れが発生するおそれがあります)

     

    また、ガスケットにもFFとRFがあります

    ●FFガスケット

      ・真空配管でガスケットがひきこまれないようにする

      ・遮断板代わりに使用する

      ・配管とガスケットのズレがほぼない

      ・ボルト穴があいている

     

    ●RFガスケット

      ・費用がやすい

      ・取外しが簡単

      ・ボルト穴があいていない

     

    フランジとガスケットの組合せは

    FFフランジ+FFガスケット(遮断用)

    FFフランジ+RFガスケット(一般的)

    RFフランジ+RFガスケット(一般的)

    RFフランジ+FFガスケット(使用しない)

     

    ※形状には意味があります(形状によってガスケットにかかる圧力がかわります)

    バルブの型式や流体の性質によってFFとRFの使い分けを検討する際には注意が必要です

     

    設計事業グループ/山本



    TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)

     

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