| BLOG2024/09/19
園芸係の岡田です。
真昼の太陽はまだまだ元気で、日中はやはり暑い日々ですが、
9月も中旬に入り、少し涼しくなった・・・気がします。
朝夕が過ごしやすくなったり、日の出の時間が遅くなったり、雲の形が変わったり、
季節が移りゆく気配が感じられます。
朝夕の気温が下がって雨が少し降ったからか、夏の暑さに辟易していた花達は
少し嬉しそうにしているように見えます。
花が戻ってきました。
お盆明けに一度は枯れ落ちたMIRAIZ桜の葉っぱも今はふさふさしています。
まるで花が散って新緑が出揃った5月の頃のようです。
今年の猛烈な暑さが引き起こした不思議な現象といえるでしょう。
そしてMIRAIZガーデンに起こったもう一つの小さな奇跡！
8月29日、蘇鉄（ソテツ）の芽が！
2022年秋に頂いた2鉢の蘇鉄。
1鉢は順調に育ち、毎年一回り大きく生長。
もう1鉢は昨年春に葉を落としてから芽が出ず、ずっといがいがのどんぐり頭状態でした。
少々苔むしてきてはいましたが、きっと生きているだろうと放置すること約1年半。
出ました・・・ひょっこりと芽が2本。
どんぐりのとがった先端からではなく、脇のほうから辺りをうかがうように。
あまりの暑さに長い眠りから呼び起こされたのでしょうか・・・
目覚めた蘇鉄は元気いっぱい！ぐいぐいと葉を広げています！
2鉢の差は歴然。兄弟みたいです。
蘇鉄はもともと温帯地域原産で、暑さには強いそうです。
その蘇鉄にとって、今夏の狂暴な暑さがプラスに働いたのでしょうか。
暑さでたくさんの植物が枯れてしまいましたが、その暑さが蘇らせてくれたものもあるということかもしれません。
蘇ったからには、これまでの分も健やかに育ってほしい！と祈らずにはいられません。
これから冬の寒さが訪れるまでは、人にとっても植物にとっても過ごしやすい時期。
暑さから解放されて少しほっと一息つきたいものです。
そして、今咲いている夏の花の寿命はあと少し。
咲いている間は精一杯、眺めておこうと思います。 |
