| BLOG2023/03/07
園芸係の岡田です。
梅が咲いたな～と思っていたら、ニュースで桜開花予想が発表されました。
えっ❗来週にはもう咲き始めるの❗❓まさか❗
この季節の目まぐるしさに、毎年同じような驚きを感じます。
梅は咲いたか桜はまだか・・・などと浸る間もなく、季節は進みます。
正木設計初代社屋に創業メンバーにより植えられたという染井吉野。
毎年、美しい花を咲かせてくれていた4本の桜。
2021年初夏に新社屋へ移転する時に、そのDNAを引き継ぐために、挿し木がされました。
黒いポットに挿された短く細い枝が冬を越し、昨年2022年の春、数輪の花を付けました。
夏に葉を茂らせ、秋に紅葉し、冬に落葉し・・・
2023年３月、また花咲く季節が巡ってきました。
30本あった挿し木。
色んな人がお世話をし、社員が見守り、その想いに応えるように根付いた３本。
今では背丈約1メートル。
大きめのプランターに3本一緒に植えてありましたが、そろそろ窮屈な状態に。
移植は、春になって植物が目覚め、生長を再開する前がタイミング。
2023年3月4日、良く晴れた春の気配がしっかり漂う日の午後、移植を決行しました。
移植前の状態。
しなやかな枝が、あちこちに好き放題伸びています。ある意味とっても自由奔放。
せまいプランターの中で押し合いへし合いしながら精一杯伸びた結果でしょう。
 
３本を別々の鉢に移して、ノビノビしてもらいましょう❗
土にスコップを入れると、すぐに細かい根っ子がわさわさと。
思い切って掘り起こしていきます。
 
外に露出していた枝の下に、こんなに繊細な根が張っていたとは❗
毛細血管のような、線香花火のような・・・
プランターいっぱいに張り巡らされた根。
土の中で水を求め、風に負けぬように踏ん張り、上へ外へと伸びる枝を支えていたのですね。
根は白く、張りがあって、健康そうです❗
 
鉢に移して、土を足し、まっすぐ伸びるように添え木をして、移植完了❗
 
さて・・・
桜たちにとっては、春の開花に向けて1年かけて生長し、眠り、力を蓄え、
さあ、そろそろ起きようかな・・・という時期に、無理やりたたき起こされ、
引っこ抜かれたわけですが・・・
どうか機嫌を損ねずに頑張っておくれよ、と思うのです。
今年は花が咲くかしら？ちゃんと根付くかしら❓・・・祈るのみです。
正木DNAはそんなやわじゃないはず。信じています❗
桜の季節。
毎年、当たり前のように巡ってくる季節ですが、今年の桜は今だけ。
咲き始めると、あっという間に過ぎ去ってしまいます。
見逃すことなく、めいっぱい堪能して、春の明るさを体内に取り込みたいものです。
これから花咲か爺さんが全国を忙しく駆け巡ることでしょう。
どうかMIRAIZにも訪れますように・・・
 
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