BLOG2024/08/23
園芸係の岡田です。
お盆を過ぎ、8月も下旬に入り、ようやく夏も終盤?
とはいえまだまだ暑い今日この頃です。
すこ~し温度が下がったり、ぱらっと雨が降ったり、台風が来たり。
季節の移ろいを感じさせる変化が出てはきましたが、ここまでの暑さで身体はバテ気味。
植物にとってもこの夏の暑さは過酷なようで、MIRAIZの花達にも疲れが見えます。
そんな中で不思議な現象が!
春に数輪の花をつけ、新緑に覆われていた3本のMIRAIZ桜。
お盆の前の8月初旬は、しおれて水を欲しがる素振りは見せていましたが、何とか元気そうでした。
それが、お盆を過ぎた途端に、葉っぱが茶色く変色し、ばらばらと落葉。
みるみるうちに枝が露わになってしまいました。
紅葉や落葉には早すぎます。
暑さに耐えられず、夏バテして枯れてしまったのかしら!?
とはいえ、せっせと水をやるくらいしか施す術はありません。
そんな枯れ木のようになってしまった枝にキラリと光るものが現れました!
何と!新しい芽が出てきています!
ひとつやふたつではなく、枝の節にずらりと鮮やかな黄緑色の芽が!
これは一体・・・?
調べてみると・・・
まず、この時期の落葉は、桜がわが身を守るため。
桜は乾燥に弱いらしく、あまりに暑いと葉から水分が蒸発するのを防ぐために葉を落とすそうです。
そして、落葉後の芽吹きは、時期尚早に落としてしまった葉を補って光合成をするため。
足りない栄養を補うために、眠っていた芽を起こして、葉っぱをつけるのだそうです。
今、MIRAIZ桜に起こっている現象がこの情報に当てはまるかどうかは確かではありません。
ただ、もし桜が自分を守るために、2週間ほどの間に葉っぱを落としたり、芽を出したりしているのであれば、
植物の持つたくましさに、そのメカニズムやからくりに驚かずにはいられません。
植物は自ら動いて陽射しを避けたり、水を飲んだりできません。
この夏、鉢の中で枯れてしまったものが続出し、園芸係としてどうしてあげればよかったのかなと悔やまれます。
そんな中で鮮やかな黄緑色の芽を見つけて、想像よりもずっと強い自然のパワーを感じました。
直径も深さも50cmに満たない鉢に根を張って、必死で踏ん張っているMIRAIZ桜。
エアコンを使えて、好きに冷たい飲み物を飲める人間が夏バテしてては、桜に笑われてしまいそうです。 |