BLOG2022/06/01
皆さんこんにちは
MIRAIZ株式会社、情報処理安全確保支援士の重田です。
前回はPDBの切断について、学習しました。
今回はPDBの削除について、理解を深めていきたいと思います。
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目次
・PDBを削除する前提条件について
・PDBを削除してみる
・まとめ
ーPDBを削除する前提条件についてー
PDBを切断する時に注意が必要な点は3つです。
・CDBで操作している
・PDBを削除する権限(SYSDBA、SYSOPER)を有しているか
・PDBがMOUNTED状態か切断済み
上記が確認できたら、DROP PLUGGABLE DATABASEを使用したSQL文を発行して削除します。
ーPDBを削除してみるー
PDBの削除には削除オプションがあり、データファイルを残す「KEEP DATAFILES」句とデータファイルを削除する「INCLUDING DATAFILES」のどちらかを指定します。
どちらを指定するかは要件によって異なりますので適切なオプションを選択しましょう。
以下が操作結果です。
削除に成功しました。
PDBの状態も同時に確認しましょう。
PDBを切断した時にはPDBの情報は残っていましたが、削除した事によってこちらからも削除された事がわかります。
最後に、PDB毎に作成されていたファイルがどうなったか確認します。
どちらも元々はファイルが存在しています。
削除後はKEEP DATAFAILESを指定しているPDB1は一部のファイルが削除されたものの大部分は残っています。
一方、INCLUDING DATAFILESを指定したPDB2は全てのファイルが削除されています。
ーまとめー
PDBの切断と同じで、注意点はあるもののPDBの削除は簡単でした。
データベース上からもPDB情報が削除され誤解を生むこともなさそうです。
KEEP DATAFAILES句を指定して残したファイル達はどういうことに活用できるのか、時間を作って調査してみたいと思います。
それでは、今回はここまで。
次回をお楽しみに!
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