技術情報2023/09/28
今回は3D設計の利点について、お役立ち情報として発信させていただきます。
既設設備内に増設する設備において、まず検討段階で3Dモデルと3Dスキャンデータを活用し
より直感的に配置や干渉を見ていただける という事例をご紹介いたします。
薬液がこぼれた際に受け皿となるドレンパンを3Dモデル化し
実際の設備(3Dスキャンデータ)に配置してみて様々な配置条件をクリアできるか
シミュレートしてみました。
条件1)ドレンパンが建屋扉の開閉に邪魔にならないようにする
条件2)電気制御盤の前に人が立って操作できるようにする
条件3)消火器への動線を確保する
条件4)なるべく壁に寄せる
この様に検討段階でお客様に3Dイメージを見ていただきながら打ち合わせを進める事で
これまでは二次元図面が出来てからしか決まらなかった具体案を、早い段階で突き詰める事が出来ます。
3D設計は普段図面を見る事が無いお客様にも直感的に説明できるツールとして重宝しています。
二次元図面では情報が共有しにくかった箇所も、3次元データを用いることで設計情報の共有がしやすくなり、
コミュニケーションの円滑化に繋がります。
今回のお役立ち情報は以上となります。
次回も新しい情報を発信していきますので、お楽しみください。
設計事業グループ/松下
TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
|