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玉掛け用具について

玉掛け用具についてイメージ 技術情報2025/01/09

以前玉掛け作業についてご紹介しましたが、玉掛用具について途中になってしまいましたので

続けて今回は玉掛作業の際よく使われるものをご紹介したいと思います。

    【スリング】

    スリングとはクレーン等を使って荷を吊り上げる為のロープ状の物を指します。

    主に「ワイヤロープスリング」「繊維スリング」「チェーンスリング」の3種類に分けられ、

    吊り荷や作業によってそれぞれ使い分けます。工場内での玉掛作業ではワイヤーロープを使っての作業を多く見かける事があると思います。

     

    【シャックル】

    U字型の形状をした金具で、玉掛用具と吊り荷や用具同士の連結を行う時に使用します。

    形状は「ストレート型」「バウ型」の2種類が在り、一つのシャックルに複数のスリングを掛ける際はバウ型を使用します。

    さらにピン部分の形状もナット止めするタイプとねじ込み止めするタイプがあり、取外しの頻度によって使い分けを行います。

    【フック】

    吊り荷を引っ掛けて連結する金具をいいます。頻繁に取外しを行う際によく使われます。
    フックにも色々種類が在りますが、外れ防止の安全を考慮して外れ止め付の物を使用するみたいです。

     

    【リング・リンク】

    円形のものを「リング」楕円形のものを「リンク」と呼びます。

    スリングやフックを引っ掛けて連結する金具で、複数本のスリングをまとめて取付る事が出来ます。

     

    【アイボルト】

    頭部がリング形状になっている吊用のボルトを指します。取付は縦方向に力が掛かる向きでの取付を行います。
    横取付は荷を吊った際にボルト部分に負荷がかかり破損するため禁止されています。

    止む無く横向きに取り付ける際は、横吊対応用のアイボルトを使用するようにしましょう。

    また、アイボルトと同様にナットにリングが付いているものをアイナットと呼びます。用途に合わせて使い分けを行ってください。

     

    《吊ピース取付時の注意》

    デッキ等の製作物を吊るために吊ピースを取付ける事が在りますが、

    その際は取付数に関わらず一か所に吊り荷の重量が集中して掛かっても耐えられるものを選ぶ様にしましょう。
    理由としては荷を吊る際は、力が分散して掛からずに偏って力が掛かる事がある為です。


    設計事業グループ/平嶋



    TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)

     

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