技術情報2023/04/06
東日本のエンドユーザ様向けに老朽化による配管改造の設計依頼になります。
今回の改造範囲としては、比較的小規模の改造範囲でした。
測定前に事前確認を行うと幾つかの問題がありました。
①配管敷設高さが3m~から6mと高所であること。
②配管ルート付近に植栽があり、容易に人が近づけない場所があること。
③配管の下は道路になっており、車両の往来が多く、安全にも配慮する必要性が求められました。
この問題を解決するために、測定は、3Dレーザ―測定を用いることしました。
測定の結果人が近づけないところも測定する事ができ、綺麗に点群データとして取り込むことが出来ました。
その後、点群データ上で、大まかなルート決めを行いました。
ルート検討まで行ったことにより、干渉等問題点が可視化されるメリットも得られました。
配管上のバルブ設置位置についても操作性を配慮した設計も行いました。
その後、2D図面(CADSUPER)の作成を行いました。
製作図まで、作成することができ、品質向上にも繋げることが出来ました。
3Dレーザ―測定を用いることについては、今回の様に、人が近づけない様な場所では、
安全且つ正確に測定するとできる最善の方法だと弊社では、考えています。
今回は、3DCAD(iCAD-SX)を使用していませんが、
複雑な形状をしたものや配管設計などは、必要に応じて対応することも可能です。
この様に、MIRAIZは、現地確認(3Dレーザ―測定)から設計 3DCADを用いた設計、
製作図(2D図面)作成まで一貫して行う事が可能となっております。
御用命の際は、是非ともお声がけください。お待ちしております。
TECHNICAL ENGINEERING GROUP(設計事業グループ)
【点群データ】 【2D図面】
設計事業グループ/在原 |