技術情報2021/10/21
千葉県内の化学プラント工場にて 排気配管改造に伴う設計 のご依頼に対応しました。
既設建屋内に配管を敷設するため、設計を行うためには、まず既存設備の情報が必要になります。
しかし、既設図面が無く、現地調査を実施するしか方法がありませんでした。
配管は、極力操業の邪魔にならない場所に設置しなければならず、配管ルート候補のスペースは手の届かない場所が多々あります。
このため、今回も3Dレーザースキャンを実施し、既設の情報を効率よく取得しました。
取得した点群データは、点群処理ソフト「InfiPoints」で編集処理を行いました。
設計自体は、3D-CADソフト「iCAD/SX」で配管をモデル化し、「点群データに取り込むことで既存設備との位置関係を確認しながら配管ルートを決める」という手法で進めました。
これにより、既存設備との干渉が無く、操業の邪魔にならない配管設計を効率よく行うこと
ができました。
MIRAIZは、3Dレーザースキャンと連携して安全かつ迅速に既存設備を測定し、様々な設計要望にお応えできる体制を実現しております。
設計業務
設計事業グループ/石川 |