BLOG2024/06/14
MIRAIZの皆さん、こんにちは!
大連天道 おうせつです。
旧暦の五月五日は中国の伝統祝日「端午節」です。
端午節とは古代中国において成立した暦上の節目の日であり、現在の中国においても
大切な節目として考えられており、端午節の日には各地で古来より伝わるさまざまな風習が残っています。
端午節は古代中国の政治家である屈原の供養祭であるとされています。
中国の端午節は国民にとっても重要な意味合いを持つ日であり、
毎年端午節の日にはさまざまな行事が行われています。
端午節に行われる風習にはボートレースや粽食、厄除けなどがありますが、
それぞれに屈原と関連した由来があります。
1. ドラゴンボートレース
中国では端午節の日にドラゴンボートレースと呼ばれるレースが開催されます。
ドラゴンボートとは、細長い形状で龍の頭や尾の装飾を施した手漕ぎ舟です。
舵取り1名、太鼓手1名と18~20人の漕手が乗り込みます。
中国では端午節に限らず祭りや競漕でも用いられています。
ドラゴンボートレースは屈原が身投げして命を落とした際に、その亡骸が魚に食べられてしまわないようにと、
人々が舟で川に出て太鼓を鳴らすことで魚を威嚇したことに由来しています。
2. ちまきを食べる
端午節に粽を食べる風習は、屈原が身投げした川に人々が粽を投げ入れたことに由来していると言われています。
歴史では、屈原の亡骸を魚が食さないように魚の餌として蒸した米を竹筒に詰めて投げ入れたのが
粽の発祥であると言われています。
現在にはちまきの作り方が地方によって違います。中身と味も違います。
こうして、屈原の供養祭である端午節の日にはちまきを食べる風習が生まれたようです。
3. 厄除け、厄払い
寒暖差が大きく季節の変わり目でもある5月は病気が蔓延しやすい時期であったため
「毒月」として古代中国で忌み嫌われており、菖蒲を門にかけて邪気を払う厄除けが行われています。
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